
加計呂麻島は奄美大島の目と鼻の先にあり、島と島を「大島海峡」という穏やかで美しい海が繋いでいます。加計呂麻島へのアクセスは、奄美大島の南端・古仁屋(こにや)港からフェリーでおよそ20分。この島には、エメラルドグリーンに輝く魔法の海と、地球の躍動が感じられる豊かな自然。今も息づく海と森の物語があなたに優しく語りかけ、心の中に新しい景色を彩ります。

加計呂麻島へは、奄美海運が運航する鹿児島 - 喜界 - 知名航路のフェリーあまみ・フェリーきかいに乗って奄美大島の古仁屋港に到着したのち、フェリーもしくは海上タクシーで 加計呂麻島へ渡ります。
古仁屋港には「せとうち海の駅」があり、ご当地名物のマグロ丼や特産品をや楽しめます。加計呂麻島に渡る「フェリーかけろま」の発券所もあり、ここが加計呂麻島への玄関口となります。
加計呂麻島へのフェリーの乗船券は、海の駅内にある切符売り場で購入できます。大人片道360円(往復なら690円と少しお得です)、小人・小学生は180円。この小さな切符が、聖域へのパスポートになります。
フェリーの行き先は、「瀬相(せそう)行」と「生間(いけんま)」の2つの行き先があります。瀬相は島の中心部で、武名のガジュマルや嘉入の滝へ向かうならこちらが便利です。生間は島の東側で、諸鈍(しょどん)のガジュマル並木や、静かな集落を歩きたい方におすすめです。
加計呂麻島の最果て、静寂な集落の先に広がる「実久(さねく)ビーチ」。
そこにあるのは、言葉を失うほどに純粋な青。人々が愛着を込めて「実久ブルー」と呼ぶその海は、浅瀬の柔らかなエメラルドから、沖へ向かうにつれ吸い込まれるような深い蒼へと、魔法のようなグラデーションを描き出します。
波が白砂をなでる穏やかな音に耳を澄ませ、水中へと視線を移せば、そこは色鮮やかな熱帯魚とサンゴが息づく楽園。時が止まったかのような島のリズムに身を委ねれば、心まで透明に透き通っていくのを感じるはずです。
手つかずの自然が残るこの場所で、ただ海を見つめる贅沢。実久の海は、訪れる人の心に一生消えない青を刻んでくれます。
集落の奥へ。湿り気を帯びた土の匂いと、濃密な緑の気配に導かれるまま歩みを進めると、突如としてそれは現れます。「武名(たけな)のガジュマル」。
幾重にも絡み合う気根は、まるで大地の記憶を編み上げたかのよう。古くから精霊ケンムンが住まう場所とされ、集落の結界を守る「門番」として畏敬の念を集めてきました。島の人々は、この木をむやみに傷つけることも、その静寂を乱すこともしません。ただ静かに寄り添い、祈りを捧げる。この圧倒的な存在感は、まさに「島の呼吸」そのものです。
その懐に抱かれ、悠久の時に触れるとき、ふと気づかされることがあります。
自分もまた、この広大な自然の一部であり、大きな世界に守られているのだという、温かな安らぎ。武名のガジュマルは、今日も変わらず、訪れる者を無言の慈しみで包み込んでいます。
ゴリマリンは、奄美大島・加計呂麻島のクリスタルブルーの海を満喫できるマリンレジャー専門ガイドです。シュノーケリングをはじめ、SUPやカヤック、バナナボート、ダイビング、ホエールウォッチングなど幅広い海遊びを提供し、その日の海況に合わせて最適なスポットへご案内します。
透明度の高い水中では色とりどりの魚と呼吸を合わせ、ただ浮かぶだけで身体の境界が溶けるような心地よさを味わえます。
ツアーの合間には、漁師でもあるオーナーがその日に獲ったばかりの魚を刺身や味噌汁にして振る舞うランチが名物で、目の前で輝く命の味を心ゆくまで堪能できます。日常では得られない“海の一部になる感覚”と、島の豊かさを全身で感じる時間は、あなたの旅を特別なものにしてくれるでしょう。初心者から上級者まで安心して楽しめる多彩なプログラムで、加計呂麻の海を思い出に刻みます。
日が暮れて、海が深い藍色に染まる頃、宿にはトントンと野菜を刻む小気味よい音が響き始めます。 台所に立つのは、キャプテンとキャプテンのお母さん。今日、獲ってきたばかりの魚を大皿に盛られた、捌きたての刺身。湯気が立ち上る煮付け。島の土が育てた季節の野菜。 一口食べれば、素材の力強い旨味と、お母様の優しい味付けが身体の隅々まで染み渡ります。それは、命の熱量を感じる「本当のご馳走」です。
加計呂麻島の南部・嘉入にひっそりと佇む「嘉入の滝(かにゅうのたき)」は、島で唯一道路からそのまま眺められる滝として知られる自然景観スポットです。
標高310mの嘉入山を源流とし、高さ約15m、滝壺約2mの清らかな水が岩肌を伝い落ちる姿は、周囲に茂る亜熱帯のシダ植物とともに豊かなマイナスイオン空間をつくり出しています。昔から「ウティリミズヌ瀧」とも呼ばれ、ノロ(神職)が身を清める聖域とされてきた歴史も息づく場所です。車で訪れても歩く負担が少ない手軽さがあり、瀬相港から車で約15分ほどの立地が観光にも便利。滝壺には大鰻が棲むという伝承も残り、島の自然と人々の暮らしが織りなす物語を感じられる癒やしの絶景スポットとして人気を集めています。気軽に立ち寄りたい緑豊かな隠れた名所です。






奄美大島南部に位置する古仁屋港は、世界自然遺産に登録された奄美大島と徳之島を結ぶ港です。北へ渡れば、マングローブ原生林や金作原の森が広がる奄美大島。南へ向かえば、闘牛文化とダイナミックな海岸地形が息づく徳之島。それぞれ異なる生態系と風土を持つ二つの島を、船でつなぐアイランドホッピングは、この海域ならではの贅沢な体験です。航路に揺られながら大島海峡を越える時間もまた、旅の一部。島ごとに変わる光の色、潮の香り、人々の暮らし。古仁屋港を起点に、奄美群島の多様性を体感するダイナミックな島巡りへ出かけてみませんか。